木工事業

東京都は、多摩地域と伊豆・小笠原の島しょ地域に総面積の約4割を占める広大な森林を抱えています。森林は、木材の供給をはじめ、水源のかん養やCO2 の吸収による地球温暖化の緩和、災害の防止などの多面的な機能を発揮し、多くの恵みをもたらしてくれています。

多摩地域の人工林は木材として利用可能な50年生以上の森林が約5割となる一方、20 年生以下の若い森林が極端に少ない偏った林齢構成となっており、育てる時代から伐採して利用する時代を迎えていますが、木材価格の低迷等により思うように流通が進んでいません。
当社は国連で策定された持続可能な開発目標（SDGs）の実現に寄与できるよう、印刷業に加え新たに多摩産材をはじめとした木材等を活用した木材事業を立ち上げ、多摩産材の利活用があらゆるシーンで広がり、流通が推進できるよう努めています。

印刷業で培った経験を基に、木材を加工した商品を製作しています。家具職人をしていた社員が、 高い技術力や豊富な経験を活かしながら、こだわりのものづくりを行っています。ピンバッジ、ネームタグ等のほか､ ノベルティグッズとして使用できる製品のほか、リヤカー屋台やキッチンカー等、オーダーメイドによるオリジナル製品作りをしています。

木材は、柔らかで温かみのある感触を有するとともに、快適性を高めるなどの優れた性質を備えています。木材の香りはストレスをやわらげ、心身をリラックスさせる効果もあります。